Case

出っ歯と前歯のガタガタに対してBWSを併用した症例

出っ歯と前歯のガタガタに対してBWSを併用した症例

2018/11/21

治療前 Before

出っ歯と前歯のガタガタに対してBWSを併用した症例

初診時の口腔内写真。少し出っ歯で、下の前歯がガタついていますね。

初診時の口腔内写真。少し出っ歯で、下の前歯がガタついていますね。 初診時のレントゲン写真。上の左右の2番目の歯が生える前から斜めになっているのがわかります。 治療開始時の写真。右上の2番目の歯が下の歯にひっかかってしまったので治療することにしました。治療はプレオルソで開始。 安静時に口を開き、飲み込む時に口の周りの筋肉を使ってのみ込みます。

治療中 During treatment

出っ歯と前歯のガタガタに対してBWSを併用した症例

治療開始10ヶ月。出っ歯と下前歯のガタガタは少し良くなりましたが、右上2番目は依然としてひっかかっています。ここからマウスピースに変更。

治療開始10ヶ月。出っ歯と下前歯のガタガタは少し良くなりましたが、右上2番目は依然としてひっかかっています。ここからマウスピースに変更。 舌がなかなか口の天井にくっつかず、BWSを使用することに。 1年6か月後。BWSで舌の機能を補助して、前方成長を促します。 1年11カ月後。BWSを除去しました。前歯のひっかかりは改善しました。あとは舌を天井にずっとつけていてくれるよう、トレーニングを頑張ります。

治療後After

出っ歯と前歯のガタガタに対してBWSを併用した症例

2年5か月。下あごが上の前歯を乗り越え始めてきました。舌がまだ上に上がっていません。機能矯正マウスピースの種類を変え、もう一度舌をしっかり上あごにくっつけることを指導しました。

2年5か月。下あごが上の前歯を乗り越え始めてきました。舌がまだ上に上がっていません。機能矯正マウスピースの種類を変え、もう一度舌をしっかり上あごにくっつけることを指導しました。 2年7か月後。改善がみられました。受験も近くなってきたとのことなので、治療は終了。今後は7番目の歯がはえるまで、夜間のみマウスピースをつけておくよう指導しました。

症例概要

年齢 9歳2カ月 性別
住所
(市区町村)
名東区
主訴/ニーズ 上の前歯がななめになっている
治療回数 36回 治療期間 2年7カ月
治療内容

プレオルソ® + あいうべ体操

→New T4K

→T1BWS + BWS

→ T2 → P3 → T2

 

治療のリスク

適切な管理の元で使用しなければ、思いもよらない変化を起こすことがある。

費用 ¥400,000 + ¥5,000×トレーニングの回数

医院からのコメント

出っ歯と前歯のガタガタがみられるお子様です。以前行っていた別のマウスピース(プレオルソ)からスタートした症例です。

特徴的なのは、治療後半に受け口ぎみになったこと。小学校高学年になり、機能矯正マウスピースをつける時間やトレーニングをさぼりがちになると、舌が上あごから離れて顕著に変化がみられました。

今後もトレーニングで身につけたことができているかはフォローが必要です。

また、このようなマウスピース型矯正装置は的確な管理の元使用しなければ思いもよらない変化を起こすことを、この症例は教えてくれています。

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